
退院してからも心拍数が高いなと感じることはあったが、ここ数日は明らかに多く感じる。
平常時でも多い時は、心拍数130/分ほど…。
血圧も普段より上がっているし、安静時でも脈拍は100を切ることがない。
自分で判断はできないので、早急に病院で検査してもらうことにした。
このページの目次です。
常に動悸が激しく息苦しさで辛い日々

早朝の犬の散歩中でも、ハアハアと息苦しさを感じることがあるようになり、入院前の嫌な記憶が蘇ってきた。
ちなみに毎朝測っている血圧と脈拍はこんな感じ
日付 | 上(mmHg) | 下(mmHg) | 脈拍 |
---|---|---|---|
8/1 | 122 | 86 | 105 |
8/2 | 130 | 94 | 131 |
8/3 | 126 | 98 | 128 |
8/4 | 131 | 91 | 124 |
8/5 | 125 | 76 | 126 |
8/6 | 128 | 78 | 121 |
8/7 | 125 | 72 | 130 |
しかし、自分で脈を測ってみても、確信はないが脈が飛ぶようなリズムの乱れはないような気がした。
ドキドキする以外、痛みなどの違和感はないが、早めに病院で診てもらったほうが良いかなとは思った。
従来の外来予約日は、まだ先でしたが、病院に電話して症状を話したら翌日に診察してもらうことになった。
前日予約して外来検診してもらう
前もっての外来の予約はしていないので、アマゾンの電子書籍を用意して長期目線で最悪夕方まで待つ覚悟をして病院へ行った。
手続きをして、待合室で待っていると、すぐに看護師さんに名前を呼ばれパルスオキシメータで酸素濃度と脈拍数を測ってもらう。
『酸素濃度99、脈拍数134』…。
暫く奥へ戻っていき、戻ってくると、看護師さんから「採血とレントゲンと心電図を測ってもらいます。」と言われ予約票を渡される。
そのまま行こうとすると、なんと!?車イスが用意され、看護助手さんに採血する部屋とレントゲン室と生理機能検査室へ運んでもらうことになった。
生理機能検査室での心電図検査では、不整脈が出まくっていた。
何度も、検査技師の方に「リラックス、リラックス」と足を摩られましたが変化はありませんでした…。
検査が終わり、待合室へ戻って検査が終わったことを伝え、車イスからも解放された。
何気なく腕の脈を測ってみると、たしかに早いし飛ぶ感覚があった。
というか、飛ぶ感覚ってこれのことかと実感した。
待合室で、相当時間(3時間弱)待ってようやく診察。
不整脈の原因は心不全マーカーNT-proBNPが改善しないため?

血液検査の結果をみて、

ここ最近の猛暑も原因かと思いますが、心臓の値がとても悪いです。
NT-proBNPの数値が退院時100位だったのが、今日は700台。
不整脈も原因のひとつだと思います。
電子カルテを見せてもらいながら、「そうですね…」と納得するしかなかった。
家に帰って調べてみました。
心臓が元気がどうか調べるのに有効な血液検査のようです。
NT-proBNPとは?
心臓病の重症度に応じて血中濃度が上昇するため、心不全マーカーとして非常に有用な検査です。
正常群(NT-proBNP:~55pg/ml)
心疾患の疑いなし
リスク群(NT-proBNP:55~125pg/ml)
高血圧などの生活習慣病の疑い。早期の予防・改善が必要。
経過観察群(NT-proBNP:125~400pg/ml)
心疾患の疑い。生活習慣病もしくは心不全を含む心臓病の疑い。早期予防・改善に加え、経過観察が必要。
心不全の疑い群(NT-proBNP:400~900pg/m)
心不全を含む心臓病の疑い。精密検査を行い、適切な治療が必要。
心不全の疑いが強い群(NT-proBNP:900~4,000pg/ml)
専門医による精査、治療介入が必要。心不全と考え治療する。
治療抵抗群(NT-proBNP:4,000~8,000pg/ml)
緊急入院ならびに即時の治療が必要。
私は、730pg/ml位だったので心不全の疑い群という、よろしくない集団に属しますね…。
(心不全を含む心臓病の疑い。精密検査を行い、適切な治療が必要。)
先ほど測ってもらった心電図をみながら、

不整脈は、心房粗動の再発ではなく心房細動ですね。
予定していたアブレーションで根治しましょう。
不整脈が治まれば、NT-proBNP値も改善しますよ。
とのご指示をいただきました。
心房細動アブレーションの実施とアンカロン(アミオダロン)の追加処方
入院中に実施した、心房粗動のカテーテルアブレーションの説明当初から、心房細動もすることは決まっていましたが、予定より早まった感じでしょうか?
手術日の大体の希望日を聞かれ、できるだけ早めでとお願いする。
(次回の外来受診で約1か月後に決まる。)
脈の乱れを整える『アンカロン(アミオダロン)』という内服薬を、今までは朝だけだったのを朝夕の2回で処方してもらう。
副作用が強い薬なので、長くてもアブレーション治療まで。といわれる。
(徐脈系は、ビソプロロールフマル酸塩錠も服用していますが、そちらはそのままです。)
最後に、

薬を飲んでも動悸が止まらない場合や、胸が苦しくなったり、横になるのが辛くなったりした場合は、早急に連絡して下さい。
カテアブ(カテーテルアブレーション)までの間、電気ショックで動悸を抑えるなどの処置をします。
と怖い事を言われ診察終了。
電気ショックという言葉にビビると同時に薬が効いてほしいと切に願った。
【後日追加】
薬が効いたのか、翌日から徐々に脈拍は安定していきました。(*^^*)
【追記】2019.7.11
このBNP値は、先月初めに、上皇后さまも上昇してニュースになっていましたね。