
入院の2日前に外来で、造影剤を打ちCT検査を受けた。
手術前の造影CT検査の目的は、左心房の形態と肺静脈の状態を治療前に把握することとの説明を以前に受けていて、同意書にもサインしていた。
(心房細動が肺静脈や左心房の電気の流れが原因とされるらしい。)
そして、CT画像を立体的な3D画像に変換し手術の助けにするとのこと。
カテーテルアブレーション治療での入院
早いもので、前回の恐ろしい体験だった心房粗動アブレーションからもうすぐ3か月経とうとしていた。
入院当日、入院前に検査もあるので午前中に相方と出発。
午前中とはいえ、まだまだ残暑が厳しい。
折角なので、身体障害者手帳発行時に福祉課から支給された、『福祉タクシー券』を使わせてもらう。m(._.)m
(調べたら、所得制限があるようなので返金になるかも…。)
入院当日の午前中に、レントゲンと心電図の検査を受ける。
夕方に『経食道心エコー検査』があるので、ちょっと早めのお昼。
病院近くの定食屋で、ハンバーグ定食を食べる(*^^*)
予定時間の30分前に、病棟のナースステーションに直接行き入院手続き。
見慣れた看護師の皆様に、久しぶりねと挨拶される。
今日は、何もないので相方は入院手続きが終わり、そのまま仕事に向かった。
入院してすぐに『採血』、夕方『経食道心エコー検査』をする。
経食道心エコー検査は、血栓がないことを確認することが主な目的。
前回の、心房粗動アブレーションの時にも経験していてやる事は分かっているが、あんなに太い管を口から入れられるのは、やはり辛い…。
前回と同じ先生で、エコーをみながら「前回写っていたモヤモヤがなくなりキレイ写っているし、顔色も良いね。」と言われ素直に嬉しくなる(*^^*)
病名は発作性心房細動、心房細動のアブレーションが全身麻酔になる理由

病室は、今回も日当りのいい窓際だった。
4人部屋で全員が短期のカテーテル検査か私と同じようにアブレーション手術の方。
70歳位の方と、50歳代とおぼしき二人と私。
隣のベッドの50代の方は、私が入院した時は、アブレーションの手術中でいなかった。
夕方に帰ってきたが、麻酔が効いていたのか、その日はずっと眠っていた。
翌日話をすると、学生時代からずっとドキドキと激しい動悸に悩まされていて、"脈がとぶ"と感じたら、薬をなめて(ニトロ舌下錠?)対処していたみたいですが、最近は心房細動も頻繁に現われてきたため、根治を目指してアブレーション手術を決断したみたいです。
手術の翌日のお昼頃には、元気に歩いてリハビリされてました。
手術の前日、執刀する先生から病室で相方と改めて説明を受ける。
病名は、『発作性心房細動』
最近の動悸や息切れの原因は、心房細動によるものと考えられる。
心房細動を根治する目的でアブレーション手術を実施する。

昨日の夜も寝ている時に、心房細動が出ていました。
割と頻繁に出ているので手術が終わるまで安静にして下さい。
○○さんの場合は、心房細動が続いているので最新の手術は向きません。
前回と同じ高周波アブレーションで行います。
足の付け根と首からカテーテルを通して電気でヤケドさせるイメージです。
と大まかな説明を受ける。
(ネットで調べると、最新の方法は、『冷凍(クライオ)アブレーション』らしいです。)
その後、小冊子を見せてもらいながらの解説が続く。

根治率は、1回目の治療で70~80%、2回目の治療で90%の根治が見込まれる。
残りの人は、施行前と変化が無い、もしくは発作回数の低下や持続時間の短縮、薬剤が有効になる等の状態になります。
治療後、2か月ほどは、治療の効果と関係なく焼灼の影響により、一時的に発作回数が増えることがある。
私、「全部お任せします。明日はよろしくお願いします。」

こんな感じで、前日説明は終了。
「なんで、前回の心房粗動のアブレーションは局部麻酔だったのに、今回は全身麻酔なのですか?」
ひとつだけ、全身麻酔の件がどうしても気になるので聞いてみた。

心房粗動は、痛くならないので基本的に局所麻酔。
心房細動の場合は、かなり痛みが伴うので、傷みで身体が動かれても困るから。
全身麻酔といっても軽い麻酔なのでそんな心配する事でもないですよ。
とのことで、胸のつかえが下りました。
と同時に、麻酔で眠らされているとはいえ、かなり痛い手術なんだな…と少し不安になる。
カテアブ手術前、最後の任務
あとは、手術前日までに、バリカンを借りてシャワー室で下の毛を短く刈る任務が残っていた。
ちなみに前回は、寝たきり状態だったので看護師さんがベッドで処理してくれました…。
今回は、どうするか聞かれたので、自分で出来ますと即答した。
合格するには、その日の担当看護師さんの了承が必要で、どうですか?と見せても「まだ甘いですね。私がやりましょうか?」と何度かダメ出しをくらいつつ、なんとか自力でOKになったw
根治率が高いの大丈夫。再発はしない。と心に思いながら、手術での完全勝利を祈りつつ眠りについたzzz
つづく