先週末、ペースメーカー外来という聞き慣れない診察に行ってきました。
その日のペースメーカー外来は、退院前から決まっていたのです。
病院によっては、ペースメーカーチェックとも呼ばれているらしいです。
簡単にいうと、植込んだペースメーカー(ICD)の定期点検の日です。
それ以外にも、心臓の具合などもわかるのだとか…。
初めてのペースメーカー外来の感想などを記事にしました。
ペースメーカー外来に来る人は老人ばかりじゃなかった
この日には、どうせなので「ペースメーカー外来」の次に、『心臓リハビリ(心リハ)』も入れていた。
ですから、運動をする前提のラフな恰好で病院へ向かいました。
爽やかな秋晴れの中、平日の真昼間にいい年したおっさんが、ジャージに自転車という、知らない人が見たら後ろ指を指されそうな雰囲気だったと思う…。
ペースメーカーとは少し違うICDという機器
因みに、ペースメーカーの働きもしますが、私が身体に埋め込んでいるのは、ICDという植込み型除細動器です。
簡単に言うと、街中でよく見かけるAEDという電気ショックを与える機器が身体の中に埋め込んであります。
詳しくは、埋め込んだ経緯など紆余曲折が書かれている下記の記事をご覧ください。
普段の外来と同じように診察券を、自動再来受付機へ入れて予約番号を受け取った。
今回は普段の循環器外来ではないので採血はなく、生理機能検査室で心電図検査を受けるだけでした。
外来で受付をすると、この記事の最初の画像で紹介している「ペースメーカ手帳」を預けさせられました
1つの外来の部屋がペースメーカー外来となっているようで、他の部屋に比べて回転よくサクサクとまわっている印象です。
これなら「大病院の外来事情」と少し違って早く終わりそうです。
ここで呼ばれている方々は、私も含めペースメーカーを埋め込んでいるのだと思うと、なんだか親近感が湧いてくる気持ちがします。
しかも、ご老人ばかりだと思っていたが、意外に私より若い方も多くいて、中には30才前後の男女も数人みかけました。
ひょっとしたらもっと若いのかも。
先天性の心疾患なのでしょうか?
さり気なく人間観察していると、あっという間に順番になったのです。
待つのが当たり前だと思っていた大きな病院の外来で、驚きの早さでした。
初めてのペースメーカー外来の感想
部屋に入ると、医師が1名と臨床工学技士の方が2名。
上半身も脱ぐことなくすぐに始まりました。
プログラマといわれる機器で、私の胸に埋め込んであるICDと交信することで保存されている情報を読み取ります。
プログラマというう昔のノートPCほどの大きさの機器です。
↓これです
臨床工学技士さんが私の胸にプログラマーと接続している読み取り器を近づけてデータを読み込んでいます。
「ちょっとだけドキドキしますよ。」といわれていましたが、今回はそのようなドキドキ感は感じませんでした。
私の体内に埋め込まれているICDは正常か?
臨床工学技士さんがデータが写っているモニタを読み上げています。
もう一人の方は、私のICD手帳に記入し、先生は電子カルテとおぼしきところに打ち込んでいます。
先生が”なになにのデータ出して”というと、色々とデータを呼び出せるでようで、聞きなれない数字を読み上げてそれを、手帳に書き込み先生は打ち込んでいました。
私は座っているだけです。
先生が、「1か月前のアブレーション手術以降にドキドキと感じたことがあった?」と聞いてきたので、「なかったです。」と答えた。
すると先生が、不整脈が出ているかと臨床工学技士さんに聞いていて、私も興味深くモニタを観察していました。
暫くして期外収縮らしい波形が1分の間に数回あったみたいなことを伝えていました。
発生時は、アブレーション手術の翌日。
先生曰く、おそらくアブレーション手術のヤケドの影響だろうとのこと。
気になっていた、心房細動や心房粗動は発生していませんでした。
テンポよく、10分ほどでペースメーカー外来は終了。
まとめ
その後の心リハも終了し、気のせいかサドルが軽くなったように気分よく帰宅しました。
心房細動が出ていないことがとてもうれしく、ホッと一安心でやれやれな一日でした。
次回のペースメーカーは、来年の4月の予定です。
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