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患者目線で見たICU(集中治療室)での一日の流れ/実際体験して感じたこと

患者目線で見たICU(集中治療室)での一日の流れ/実際体験して感じたこと
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集中治療室は、病院では「ICU」という簡略化した呼び名で呼ばれています。
三鷹にあるミッション系の大学と同じ略称です。

ICUという呼び方は、医療や医師系の映画やドラマでも割とメジャーな名称なので知っている方も多いと思います。

主に、生命が危機的な重症患者の方の治療がなされるところです。

私の場合、救急搬送され、カテーテル手術をした後に、そのままICUへ移動してきました。

最初は、ナースステーション近くのたくさんの機器がある完全個室風の部屋でした。

その後は、徐々にカーテンで囲ってあるだけの簡素な仕切りだけの部屋になっていきました。

※途中でHCU(高度治療室)やCCU(冠疾患集中治療室)に移動したのですが、同じフロアで違いがそれほど感じられませんでしたので、当ブログでは便宜上ほとんどの場合、集中治療室(ICU)と記しています。

私が入院した病院のICUは、細長く中央に廊下があり、両隣りに部屋があるつくりでした。

ナースステーションは、入口近くと長い廊下の中央付近にもあった記憶があります。

ベッドの前方、頭の上の振り返れば見えるところにモニタがあり、そこで心拍数や脈拍、血圧、呼吸回数、SpO2(指から測るやつです)など身体のありとあらゆる数値がリアルタイムで表示されています。

横には、酸素マスクとつながっている人工呼吸器のようなの機械や、大きなAEDのような機器などもありました。

それらを測るセンサーがが身体中に付いています。

最初の頃は血圧も時間毎に自動的に測っていて、30分に一度くらい自動的に腕が圧迫していました。

頭の左右両隣りには、人工呼吸器とモニター、点滴があり、まさしく寝たきり状態で身体を横にするのも大変でした。

また、キャスターで簡単に移動する14インチのテレビもありました。

床ずれしないようにと、右向きや左に偏らない配慮もあると思いました。

当然、完全24時間態勢で常時モニタリングされています。

夜中でも不整脈が出るなどでアラームが鳴ると、すぐに駆けつけてくれます。

最初は気が付きませんでしたが、アラームの音も症状や重大性によって音の大きさや音色が違っていました。

最初のうちは、アラームが鳴ったら、何事かとハラハラしていました。

ただ大抵の場合は、身体の体勢を変えたりしたことによる、酸素濃度や心電図などの誤作動で、無駄な心配で終わることが多かったです。

慣れてくると、アラームが鳴ると無意識で頭の上のモニターを見るようになり、看護師さんが駆けつける前に、脈拍が早くなっていると不整脈とか鳴った原因が大体分かるようになってきます。

しかし、私の場合は、誤報以外だとほぼ不整脈でした。

三次救急を受け入れている病院でしたので、、四六時中、結構な頻度でどこかしらの部屋からアラームが鳴ってました。

鳴るたびに、夜中だろうが、看護師さん達が患者に対応しているのが足音や雰囲気でわかります。

あの不快な音色のアラーム音は、中々慣れることが出来ずに大変でした。

雑談の中で看護師さんに聞いたところによると、各患者の様子はICU内にあるセントラルモニタという結集された場所にも接続されていて、そちらですべて監視され、アラームの設定も、患者さんの重篤程度などにもよってすべて違うそうです。

余談ですが、体温もリアルタイムでモニタ表示されていて、どこで測ってるのか不思議に思い尋ねたことがありましたが、尿道カテーテルから膀胱の温度を測ってると教えて頂きました。

前置きが長くなりましたが、ICU(集中治療室)での生活の流れや感じたことを簡単にまとめましたので興味本位でご覧ください。

目次

ICU 集中治療室では24時間常時複数の点滴をしてた

ICU 集中治療室では24時間常時複数の点滴をしてた

点滴は、左右の腕の前腕内側の静脈に入るような感じです。

上の画像にあるように、針の先に複数の点滴が打てるように、いくつかルートが確保できるようになっていました。

何日かすると針を刺している個所が変色し痛身も出てくるようになります。

そして、その都度、別の位置に変更してもらっていました。

当時はおそらく注射の痕が、職質で呼び止められるレベルだったと思います(笑)

抗凝固剤(血液サラサラ)の「ヘパリン」は、ずっと使用していたのと、シビアな薬らしく単位が万単位で看護師さん同士が交換時や点検時などに復唱されていたのでよく覚えています。

利尿剤は、肺に水が溜まっていたとかで最初の頃に使用していました。

あと、点滴の針って鉄の針かと思っていたらプラスチック製なんだそうです。

ICUは24時間常時酸素マスク生活だった

ICUは24時間常時酸素マスク生活だった

酸素は人工呼吸器から送られていました。

10日ほどすると、起きている間は、両鼻からチューブで吸う(鼻カニュラ)だけにしてもよくなるが、就寝時間になると鼻と口を覆う酸素マクスに戻されました。

昼間でも数値で呼吸が苦しくなったと判断されると、就寝時と同じ酸素マスクに戻されます。

慣れもあるかもしれませんが、酸素マスクは、人工呼吸器からの圧も違和感ありありだし、上手いことじゃべれないですし、付けているだけでとても辛かったです。

看護師さんには、酸素を外す目安は5リットルが目安だと説明されるがいまいちピンとこなかったです。

多少元気になってきている気がしても、数値で見ると改善が認められない感じでしたね。

結局、ICUにいる間は、先生からは人工呼吸器を外す許可は下りなかったです。

ICUではシャワーもお風呂も入れない

ICUではシャワーもお風呂も入れない

ICUにいる間は、当然お風呂もシャワーも出来ません。

しかし、看護師さんに毎朝タオルで全身を拭いてもらえました。

パジャマ用の浴衣の着替えもしてもらい、寝たきり患者と実感する日々だったのです。

毎日ではありませんが、洗髪も可能です。

正しく言うと、洗ってもらうですが…。

シャンプーは、午前に手が空いてる看護師がいたらしてあげると師長さん言われていて、入院1週間後にベットで横になったまましてもらいました。

「痒いところないですか」と定番のお言葉を掛けてもらい、改めて看護師さんは大変なお仕事だと実感した次第です。

患者目線の簡単なICUでの一日の流れ

患者目線の簡単なICUでの一日の流れ

起床は午前6時、消灯は午後10時でした。

ご飯も食べられる人には3食出ます。

私の場合、5日ほどして食事出来るようになりましたが、全然食欲がなく心配されてました。

食べる前に(食べなくても)血糖値を毎回測られます。

  • 私物で必要なものは、歯ブラシセットと水を飲むコップとティッシュ、置き時計、スマホやタブレットくらいです。
  • 私物の物品には、必ず油性マジックで名前を書かなくてはいけませんでした。
  • マジックを書けないのはビニールテープに書いて貼っていました。
  • パジャマは、前空きか浴衣でしたが、私は浴衣をレンタルしました。
  • ベッドから起き上がれないので靴なども一般病棟に移るまでは、必要ありません。

ほとんどの日が、朝のレントゲンやたまに心エコー(心臓超音波)くらいしか検査はなく、後は寝るかテレビを見るか、スマホをいじるか、電子書籍で読書をするかの毎日でした。

「立ち上がれないし、飽きるよね。」と色々な看護師さんによく言われるが、どうすることも出来ず苦笑いを浮かべるしかなかったです。

消灯時間はありましたが、夜中にテレビを見ててもスマホをいじっていても、注意もなければ、誰も気にも留められませんでした。

ちょうどサッカーのワールドカップ中だったので…。

入院してすぐに、看護師さんから、床ずれして痛くなるかもと聞いていましたが、私の場合は全く気にならなかったです。

エアマットも含めてパラマウントベッドの高そうなベッドでしたので、なんとなく型番をネットで調べてみると、予想以上にお高いやつでした(笑)

最初は、ナースステーション近くの個室の部屋でしたが、一般病棟へ移る前には一番奥の部屋になり、身内以外も面会が可能になりました。

身内以外の面会に来た人に聞くと、マクスもして入るので、ピリピリした雰囲気に緊張して圧倒されるみたいです。

入口から突き進んで一通りの病室を通ってからの奥部屋だったので、他の部屋の様子が丸見えらしく一番元気かもと励まされました。

笑顔で返しましたが「最初は、私も入口近くの貴方たちが見たような人達が居た個室だったんだけどね…」と内心思っていたことは内緒です。

ちなみにICUでは、水のペットボトル持ち込みがOKだったので、面会の度に何本か頼んでキープしていました。

冷蔵庫はないので管理は看護師さんにお任せで飲みたいときにお願いする形です。

水道水と氷はタダ。

喉が渇くと「お水下さい。」とお願いすると、コップに入れて持ってきてくれました。

ちなみに私は、ICUに居る間、一日800mlの水分制限がありました。

ICUを出るための歩行の前の訓練

ICUを出るための歩行の前の訓練

一番遠い部屋に移されてすぐに、理学療法士(心リハ指導士)さんによる、歩行訓練の前の訓練も始まりました。

始まる前と後には、必ず血圧と心電図を測ります。

この時に、約3週間ぶりに地面に足を付けました。

初日は、ベッドに腰掛けて座る訓練(座位訓練)だけです。

次回から、ベッドから立つ練習が始まりました。

最初なので、5回やってみましょう。

ベッドから2本足で5回立ち上がるだけです。

ところが、数回やっただけで、生まれたての小鹿のように膝がプルプルとしだす始末。

小説などで目にするたびに、いつもオーバーだと思っていた表現が、、まさか自分自身で体験してみてまったくオーバーではないことを知った瞬間でした。

ほんとうに信じられないほど足腰が弱ってました。

リハビリの療法士の方が教えてくれましたが、身体能力が大幅に低下する今の状態を廃用症候群と言うそうです。

「長いこと寝たきりだとみんなそうですよ」と励ましてくれました。

ICUでのトイレ事情

ICUでのトイレ事情

苦手な方はスルーで

基本的に、ICUには、患者用のトイレはありません。

ICUにいる間中、お小水は管(尿道カテーテル)が付いていたので、尿意を意識することなく勝手に排出されてました。
大便の場合、便意を催したら、看護師さんに「ウンチしたいです」とナースコールか口頭で伝えます。
すると洗面器のような”おまる”にペットのトイレシートみたいなのを乗せたものを用意してくれました。
最初の頃は、承知不承知なく当たり前のように紙オムツでしたので、オムツも脱がしてもらってました…。

「終わったらナースコールで教えてね」と言って入口を閉めて去っていきます。

ベッドを少し起こした状態にして、寝ながら…していました。
最初は慣れないですが、すぐに慣れましたw
ティッシュでお尻も拭き終わったら、終わった事をナースコールで伝え、回収してもらいます。

看護師さんの仕事の大変さが、つくづくわかる場面ですよね…。

最後に、これが一番つらかったです。

  • 窓がないので、外が見れません。
  • 窓が無いので、時間の感覚が狂います。
  • 窓が無いので、中々気分が晴れません。

先生からも一般病棟へのスケジュールの説明など、うれしいお話が何回かありましたが、症状が改善せず、なんだかんだで集中治療室には、1ヶ月近く居た事になります。

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