大動脈バルーンパンピング(IABP)の効果なのか、血液検査の結果も良好だったようで担当の先生から一般病棟への許可が下りました。
ICU(集中治療室)より一般病棟の循環器内科へストレッチャーのまま移動です。
最後は、看護師さんの皆様から拍手されICUから出ることになりました。
ようやくと言うべきか、やっとと言うべきか、やっぱり遂にですかね?うれしかった瞬間です。
ICUには、救急搬送されてからから25日間お世話になった事になります。
ICUの先生や看護師さんなどには長い間お世話になりました。
この記事では、集中治療室から循環器内科へ移動してわかった、患者目線での一般病棟との違いを解説していきます。
集中治療室 ICUから循環器内科の一般病棟へ移動の許可が下りる
一般病棟へ移動後も、寝たきり状態なのは変わらずもベッドのままの移動ではなくなりました。
これからの検査移動は、車いすになる予定です。
そう看護師さんから伝えられたのです。
ICUの時の、ストレッチャーでの移動から比べると、少しは進歩したかなと思う。
まずはナースステーションの真横にある個室へ
別途お金のかかる(差額ベッド代)個室は希望してなかったので、普通に大部屋とばかり思っていたら、ナースステーションのすぐ隣にある別の意味での個室という微妙な部屋。
入院したことのない私でも、重篤患者用なのが一目瞭然な部屋。
いまだに、尿道カテーテルも付いたままだし、点滴も継続中だし、天井にはICUにもあった黒い半球の監視カメラ?もある…。
しかしICUとは、明らかに違うと発見できることが多々あったので私的にICUとの違いをお伝えします。
ICUと一般病棟の大きな違いは看護師さんの雰囲気や態度
ひとつが、看護師さんが入る前に、わざわざドアをノックして私の名前を告げてから部屋へ入って来てくれること。
今までのプライバシーとは無縁な場所と比べたら、雲泥の差。
ノートPCやキャリーバッグなどの私物が普通に持ち込み可能になったことも大きな変化。
面会時間も、お昼から午後8時までいつでも大丈夫になり、人数制限も前もっての「面会に来るかも」の申告もしなくて良くなりました。
因みに、入院はコロナ前の話です。
テレビが有料になったことも大きな変化ですね。
いままでは当たり前のように無料で見ていたテレビが、有料カードを買ってテレビに挿さないとと見れなくなりました。
しかもイヤホン(別売り)も必要になる。
1,000円で30時間。丁度、W杯の時期だったので割と利用しました。
当たり前といえばそれまでですね。
あとは、男性の看護師さんがICUには、沢山働いていましたが、循環器内科の一般病棟にはほぼ皆無というよりまったくいなかった。
対応も、ピリピリした感じが全くなく、和気あいあいとした、”白衣の天使”そのままの雰囲気。
実際には、看護職はバリバリの3Kかもしれませんが…。
苦しかった酸素マクスから鼻カニュラ(カニューレ)へ変更になる
今日から、就寝時も酸素マスクではなくなり、起きている時と同じ、鼻カニュラ(カヌラ・カニューレ)という鼻から酸素を供給する器具だけになりました。
苦しく辛い酸素マスクから解放されホッとした瞬間です。
そして頭の上にあったモニター類も無くなり、不整脈のチェックと酸素濃度を測る(SpO2)測定器は、ナースステーションで常時、モニタリングできるワイヤレスの測定器に変更されました。
↓こんなかんじの送信機を身体から離さずに付けていました。
水分制限が解除され水を好きなだけ飲めるようになる
これも大きな変化ですが、この日から水分制限が無くなりペットボトルでの水やお茶が飲めるようになった。
一人用の冷蔵庫もあり、ペットボトルのミネラルウオーターやお茶が常備でき、好きな時に飲めるようになりました。
ただし、飲んだ分の水分量を用紙にそのつど書かなくてはいけません。
まだ自分で買いに行くことが出来ないので、看護師さんに頼んで自販機で買ってきてもらうことになります。
歩行訓練準備のリハビリも始まる
翌日から、心リハ指導士(心臓リハビリテーション指導士)さんによるリハビリが開始された。
心電図を測ってから、ベッドから立ったり座ったりを10回。
つま先を上げる背伸びを10回。
軽い軽いスクワットを10回。
それでもICUの時よりも若干ハードになりました。
こんな運動でも多少ふらつく自分の身体に呆れるが頑張るしかない。
最後に心電図を測り終了。
一応予定どおりに出来たし心電図も問題なしと判断され、次からは歩く訓練を少しずつすることを主治医の先生に提案すると言われました。
そして個室になった理由も、看護師さんから伝えられたのです。
歩けるようにならないと大部屋には行けないから頑張ってね
ICUと一般病棟の一番大きな違いは居心地のよさ
一般病棟へ移ってからは、明らかにICUに居た時より体調が良いと感じるようになってきました。
退屈という感覚が苦痛になってきたのです。
身体を動かしたい感情が沸く感じ。
尿道カテーテル、点滴、酸素は付いたままですが、座ったり繋がってる管の範囲内なら動けるようになったので、看護師さんの許可をとり、軽いスクワット等の運動もやり始めました。
そんな監視付き?の一般病棟へ移り4,5日経った頃、主治医の先生から、思いもよらないことを告げられました。
心房細動と心房粗動の症状が、寝ているときに割と多く出ている。
その原因になっている余分な回路を除去しましょう。
意味が分からないでいると、小冊子を渡され、家族がいる時に改めて説明する旨を伝えられ、これを読んで家族で検討するようにといわれた。
先生の手には小冊子が握られていて、表題には『心房細動に対するカテーテルアブレーション』と記載されていたのです。
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