内視鏡大腸ポリープ切除体験記/ガン化は?病理検査の結果や料金(画像有)

入院生活の話
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内視鏡大腸ポリープ切除体験記/ガン化は?

 

前回の先月にした入院は、結果的に検査入院だけになってしまいましたが、そのときの大腸内視鏡検査で、一年前にあった2個のポリープがとても大きくなっていることが判明しました。

 

そして、今回は、大腸内視鏡で大腸のS状結腸にできてしまった2個のポリープを切除するための入院です。
前回のブログでも説明しましたが、心疾患になった私は血栓ができにくくする『血液サラサラ』の薬を飲んでいます。

 

飲むと血が止まりにくくなるので、難易度が上がります。
それにプラスして、ICDという除細動器が胸に埋め込まれているため、切除するときの電気を使うときにICDの調整が必要という説明を受けています。
普通の人だと1泊二日で済むであろうポリープ切除ですが、私の場合トータルで10日以上になりました。

 

なかなか私のような身体の人はいないかもしれませんが、備忘録も兼ねて今回の入院した体験談をまとめてみました。
血液サラサラの薬を飲んでいる人が、将来大腸ポリープを切除することがあるかもしれませんのでその時にでも参考になれば幸いです。

今回の入院は差額ベッド代がかからない大部屋

 

今回は、最初から差額ベッド代がかからない6人部屋。
偶然ですが窓際でラッキー。

 

病室のみなさんは、50代1名以外は70歳前後の方々で病室では恐らく一番若かった。
この病室は、どの人もカーテンを閉め切りあまり話をしないような大部屋です。

 

皆さん自力歩行ができて、外来などへの検査も一人で行ける人が多く見た目は普通に元気そうです。
しかし、担当のお医者さんと部屋の患者さんの話を聞いた(大きな声で話をしているので聞こえてくる)感じだと、身内から臓器提供をされる人や放射線や最先端治療をするために遠くから来ている方などさまざまですが、会話には聞きなれない用語が多く飛び交っていて難しそうな病状の方が多い印象でした。
唯一よく話をした人は、特殊な放射線治療でした。
(しばらくして退院されましたが、また来月同じ治療で入院するようです。)

 

同じ病室でもそれぞれ看護師の担当さんが違っていました。
ポリープを摘出するだけの私には、たいてい若い看護師さんでしたので、そういうことだとお察しください。

 

循環器内科のときの部屋は、ほぼ同じような症状の方々でしたので、どういう基準で私がこの部屋になったのかは謎のままでした。

 

前回の入院のまとめ

前回は、血液サラサラの薬を止めて大腸にあるポリープを切除するはずでしたが、直前になり循環器との協議の結果、飲んだままでの切除に切り替わり、改めて再度の入院になりました。

 

臓器部位内視鏡所見
大腸S状結腸20mm大の亜有茎性ポリープ EMR try
7-8mm大のポリープ EMR適応

大腸をすべて調べてもらいましたが、その他の部位、虫垂開口部や直腸はまったく問題なかったようです。

 

こちらが私の大腸にできてしまったポリープの画像です。
画像をクリックするとモザイクが解除されています。
グロ注意!!!!
私の大腸に有ったポリープ、グロ注意モザイク

 

去年循環器内科に入院中に検査したときには、大きい方も約8mmほどだったが、20mm(2cm)に、数ミリと小さかったものが7-8mmの大きさまで成長してしまいました。

 

大腸ポリープのガン化

大腸の部位の名前

前回の退院時にも説明されましたが、大腸にできたポリープは、成長すると高い確率でガン化(癌化)すると聞いています。
遺伝もあるそうで、三等親ほどのガンなどの病気の有無も聞かれました。

 

先生曰く、大腸の場合は、一般的にポリープを10年放置するとガン化するそうです。
私の大きい方の2センチほどのポリープのほうは、10年経っている可能性が高いとのこと…。

 

ガン化を調べる方法は、切除したポリープを病理検査にかけ、1週間ほどで結果はわかるそうです。
なので、今回は入院中には癌化しているのかの結果がわかります。

 

もし、ガン化していた場合は、

もう一度検査して、付近を取ってみて全て切除していたのが分かれば定期的な検査でいいけど、リンパ節まで深くガン化していた場合はリンパも取らなければいけなくなるので、お腹を切る外科手術になるかもしれない。

と、恐ろしいことをいわれています。
まあ、どうなるにしろ、後は天に任せて先生にお任せするしかありません。

 

今回の入院の簡単な流れ

今回は、『EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)』というやり方で、大腸にあるポリープを切除します。

 

私は出血しやすい身体のため、細心の注意を払って行うそうです。
もちろん、普通の人だともっと短い入院日数です。

 

前回同様、内視鏡室での切除です。

 

今回はポリープ摘出手術前日に入院です。
入院してすぐに、採血とレントゲン、心電図を測る。

 

夜寝る前に、前回飲んだのと同じ『ピコスルファートナトリウム内用液0.75%』という液体の下剤を水で薄めて飲みます。
翌朝、下剤が効いて大腸検査の前準備はOKです。

 

そして、しばらく経った後(治療の当日朝)に、ニフレックを飲み大腸を洗浄する感じでキレイにします。
ナースの点検に通れば検査準備は完了です。

 

午後に、メインのEMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)を行います。

 

あとは、血が止まりやすくする点滴や、他に感染しないようにする点滴を打ちながら、静かに退院を待ちます。
退院は、2週間から20日ほどを予定しています。

 

ニフレックを苦痛なく飲む方法

ニフレックを苦痛なく飲む方法

 

午前9時頃にニフレックを2リットル飲んで、腸が綺麗になった検査にクリアすると、EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)の準備が整ったことになります。
 

今回もキンキンに冷やしてもらい、人生3度目のニフレック。
飲みやすくする方法は他にもあるかもしれないですが、私が飲みやすくなった方法を紹介します。

まずは準備として、ニフレックをキンキンに冷やしておいてもらいます。
そして、冷えたペットボトル1リットルを2本、コンビニに買いに行き、1本は冷蔵庫に待機し冷やしておきます。

 

1時間で1リットル、2時間で2リットルを飲み干すスピードは、軽く注いだコップ一杯を10分ペースで飲むペースです。
そのままだとまだ濃くて不味いので、水で半分ほど薄めて飲みます。

 

この冷やして薄めて飲む方法が、私が実践して一番飲みやすくなった方法です。
これだけで、あれだけ飲み辛かったニフレックが劇的に飲みやすくなりました。
 

送られてきたりして、自宅でニフレックを飲む場合は、冷やした水を注ぐか作ってから冷やして、それを冷たい水で薄めて飲みましょう。
病院だと、すでに粉を溶かして2リットルを作ってくれたのを渡されます。
冷やしてもらう場合、前日などに、担当の夜勤の看護師さんに予め頼めば多分冷やしてくれます。
(私が入院した病院は、頼まないと冷やしてくれませんでした。)

 

私はすでに2回、ニフレックを経験しています。
最初は、嗚咽が酷くなり辛くて飲むのに苦労しました。
前回は先月に経験し、今回が3度目です。
前回の作戦が上手くいったので、今回も同じ要領でやりました。
苦痛は凄く軽減しますので、これから飲む人の参考になれば幸いです。

ここから汚い話なので読みたい方はのみクリック

半分の1リットルほど飲むともよおしてきます。

 

トイレに行くと、水のように液体がドバドバと出てきます。

 

落ち着くとベッドに戻りまた飲みます。

 

もよおす
水のように出る
落ち着くとまた飲む

 

を延々に繰り返します。

 

最後は、ナースの点検でKOが出ると、内視鏡待ちとなります。

 

しかし、今回はなかなかOKが出ず…。

 

結局最後は生まれて始めての

浣腸

までしました…。

 

消火器内科のナースさんは要領もよく、慣れていますね。

 

自分のベッドで横になり、「S状結腸」が下になるようにナースさんにお尻を向けるように寝て、液体の入ったドレッシングを入れるような容器の先端の細長い部分をお尻に差し込まれました。
痛みはほとんどなかったです。

 

1分ほどすると、下腹が少しだけメンソール風のスッとする感じがしてきます。となりました。

 

EMRの前にICDの設定?

 

部屋で、EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)の呼び出しを待っていると、ICDのメーカーの人(メドトロニック)なのか、病院の臨床工学技士さんなのか不明ですが、軽い調整?を病院のベッドで受ける。
また例によって「少し(心臓が)ドキドキしますよ」といって、マウスのようなのを胸に近づける。
(これは本当に心臓がドキドキするからちょっと怖い…)

 

若い先生も同席していて、いろいろと会話していましたが、
「このICDは最新の設定なので電気メスはまったく問題ないです。」
という言葉が聞こえてきました。

 

後は専門用語であまり理解できず…。
でも、上半身の場合は、電気を通さないような工夫が必要らしいですが大腸の場合はメスを使っても問題ないそうです。

 

最後に、臨床工学技士さんが「一度も作動していませんし、心房細動もまったくでてなくてしっかり自分の心臓で動いてますよ。」といわれて、当たり前のことですが少し嬉しくなりました。

 

今回はEMRというやり方で大腸ポリープを切除する

 

今回は、EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)というやり方で大腸ポリープを切除すると説明を受けています。

 

図で説明したほうが分かりやすいです。

EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)
EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)
この画像は、『大腸癌研究会』よりお借りしました。

 

今回も前回同様、内視鏡検査室で行います。
夕方呼ばれ、徒歩で向かいます。
使い捨ての上下に着替え、指定されて番号の前のソファーで待機します。

 

すぐにドアが開き呼ばれる。
執刀する先生は前回の内視鏡検査と同じ先生、他に先生が3名ほどで、すぐに点滴ルートから『サイエース』を注入される。

 

またもやすぐに意識がなくなる…。

 

「終わりましたよ」と起こされて目を覚ます。

 

どれくらいなのか聞いたら40分ほど。
それほどふらつくことなく、待機していた車椅子に乗り病室に戻る。

 

病室には早退してくれた相方が待っていた。
しばらくして担当の先生が、説明に来てくれた。

 
要約するとこんな感じ。

2つのポリープともに綺麗に切除できた。
思ったほどの出血はなかった。
しかし今後出血が増えるかもしれない。
ガン化しているかどうかの病理検査に1週間ほどでわかる。

EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)ポリープ切除中の画像です。
モザイクをクリックすると見ることができます。
グロ注意!!!!!

 

とりあえず、数日後に血液検査の結果次第で重湯(流動食)で徐々に3分粥。5分粥となる予定。

 

点滴は、従来のをプラスして、止血剤と抗生剤を朝、昼、晩と一日3回、約1週間を予定とのこと。

 

大腸ポリープ切除後は静かに退院を待つ

ソリューゲンF注とセフメタゾールNa静注用1g

 

後は、切除した場所の血が止まるのを安静にして待ちます。

点滴は、朝だけ止血剤と説明をうけた『トランサミン注10%』が入っているソルデム3Aを8時間打ち、後は『ソリューゲンF注』を8時間ずつ2回を1週間。
それとは別に、朝昼晩と3回、炎症剤と抗生剤が入っていると説明された『大塚生食注にセフメタゾールNa静注用1g』が入っている点滴も5日間打つことになった。

 

私の場合は、出血具合を調べるためなのか、治療の翌日にCT検査もありました。
血液サラサラの『抗血小板』や『抗凝固薬』を飲んでいない人は、ここまでの処置はしないと思います。
もし、同じように飲んでいて、検査等で大腸ポリープが発見された場合は、同じような流れになるかと思います。

 

絶食は6日で終了

 

絶食も慣れてきたころに、採血の結果が良くなったとのことで、ゴハンが解禁になりました。
といっても重湯ですが…。

EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)当日から5日間は絶食。
6日目昼から、点滴と併用して重湯ですが食事が出ました。

 

そこからの食事は、6日目の昼から三分粥、8日目昼から五分粥、10日目昼から七分粥、12日昼から全粥という流れでした。
ちなみに、全粥とは、米の量に対して水の量が5倍で、五分粥が10倍らしいです。

 

この病院は割とご飯も美味しいと評判ですし、実際不味くはないです。

メニューをご紹介。

もちろん私は、心疾患の減塩メニューです。

 

重湯
病院食 重湯

 

三分粥
病院食 三分粥

 

五分粥
病院食 五分粥

 

七分粥
病院食 七分粥

 

全粥(何故かそばでした)
病院食 全粥

 

病理検査の結果、良性でガン化していませんでした!!!

夜8時頃、執刀して頂いた先生が部屋へ訪ねて来てくれて、病理検査の結果切除した両方のポリープともに良性でガン化していなかったことを教えてくれた。
さっき聞いて、早く教えてあげたほうが良いと思い知らせてくれたそうです。

普通この大きさでガン化していないことは、とても珍しいそうです。
先生も驚いていました。

逆に言うと、ガン化している前提だったのですかね。
それが証拠に、数日前の夜勤担当の看護師さんが、電子カルテに7月の末に検査が入ってると教えてくれていましたが、翌日にはその予定が消えていました。

先生には冷静に接していましたし、言葉でも感謝しましたが、心の底からとても嬉しくありがたかったです。

 

入院中の食事と体重の推移

入院中の体重の推移

 

毎朝体重は測っていました。
入院日の昼は、流動食、夜は3分粥、点滴は『ソリューゲンF注』というペットボトルのような容器に入った見慣れない点滴。

 

体重の推移は以下の通りです。

 

ちなみに、上でも説明しましたが、EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)当日から5日間は絶食。
6日目昼から、点滴と併用して重湯ですが食事が出ました。
そこからの食事は、6日目の昼から三分粥、8日目昼から五分粥、10日目昼から七分粥、12日昼から全粥という流れでした。

 

1日目2日目3日目4日目5日目
70.7kg68.5kg68.0kg68.3kg68.5kg
6日目7日目8日目9日目10日目
68.5kg67.5kg67.3kg37.4kg66.5kg
11目12日目13日目
66.5kg66.0kg66.5kg

 

線グラフにするとこんな感じです。
入院中の体重の推移

約4キロほど体重は減りました。
最初は、相当減るだろうなという思っていましたがそれほどでもなかったです。

 

たまに腸を休める(キレイにする)ことは大事っていいますよね。
自分でやろうと思っても意志も弱く出来ないと思いますし、今回の1週間ほどの絶食はいい経験になりました。

 

EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)で入院した治療費

EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)で入院した全費

 

今回の13日間の入院費の総額です。

  • EMR(内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術)
    約7,400点=74,000円
  • 病理診断等
    約1,000点=10,000円
  • DPC包括評価
    約37,000円
  • 合計121,000円
  • 三割負担で、約36,300円
  • 食事代等は別途です。

 

さいごに

大腸がんの発生は部位によって大きく違います。

大腸がんの発生部位

画像引用:大鵬薬品

私が今回切除した部位も『S状結腸』だったので、ガン化していなかったことは、本当に運が良く紙一重だったのだと思います。
次回の外来は、10月の下旬。
外来で大腸内視鏡検査をし、約1週間後に外来検診です。

 

先生もおっしゃっていましたが、大腸ガンは、早期発見と早期治療でほぼ100%完治するそうです。
40歳を超えましたし、全大腸内視鏡検査は1年に一度は必ずしなければいけないです。

 

退院後は、雑煮を食べたかったのですが前回のお店はもうすでに廃業してしまったのです…。
しかし、雑煮をどうしても食べたくて、ちょっと上品なお店ででしたが食べてから、家路につきました。

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