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[心肺蘇生法]誰でも簡単に扱えるAEDの使い方/私も救われた命

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目の前で倒れた人がいた場合、あなたならどうしますか?
救急車を呼ぶことはもちろんですが、同時に『AED』(自動体外式除細動器)という装置を使い一刻も早い心肺蘇生が必要です。

AEDとは、心室細動などの致死性不整脈になってしまった人の心臓に電気ショックを与え正常な状態に戻す機器です。

 

最近、公共施設に限らず至る所で見かけるようになったAED。
学校や会社でも使い方の講習が行われるようになりましたが、まだまだ使い方を知らない人がほとんどです。

 

正式名称は、自動体外式除細動器Automated External Defibrillator:AED)といい頭文字をとって通称AED(エーイーデー)といわれています。

 

どこにあるのか知りたい人はAEDマップが参考になります。
[blogcard url=”https://www.qqzaidanmap.jp/”]

 

操作方法は、とても簡単なので、万が一の遭遇に備えて、一通りのやり方だけは覚えておくことも大切だと思いまとめてみました。

目次

命の危険がある致死性不整脈とそれを防ぐ除細動

 

心臓が致死性不整脈になり意識が無くなり倒れてしまい、そのまま放置されると、大半の方は死に至ってしまいます。
よくニュースで聞く『突然死』の状態です。

 

普段生活していると、そのような現場に遭遇するのは一生に一度あるかないかだと思います。

しかし、致死性不整脈で倒れた場合は、適切な処置をすれば命が助かる可能性があるのです。

そうです、街中でよく見かけるようになった、『AED』(自動体外式除細動器)を使うだけです。
 

ただ、そのような現場に遭遇したとして、そこで蘇生法やAEDの使い方がわからなかったとしたら、あの時に…と一生後悔することになり、場合によってはトラウマになるかもしれません。

 

それが、万が一、身内や知り合いだった場合、感じなくてもいい罪悪感が生まれるかもしれません。

 

そうならないために、手順の知識だけでも覚えておくべきだと思います。

 

 

心肺停止状態の救命活動と生存率

総務省の資料によると、平成29年度に心肺停止状態で緊急搬送された人のうち、一般市民が目撃した人は、約2万5千人

 

その内、心肺蘇生を実施した人は、約1万5千人

一か月後の生存率は、16.4%

(実施しなかった場合、9.3%の1.8倍

 

一般市民が除細動を実施、約1,200件

一か月後の生存率は、53.3%

(実施しなかった場合、11.3%の4.7倍

 

↓この資料をみても救命処置の大切さがわかると思います。

 

 

突然倒れる致死性不整脈とは?

 

致死性不整脈とは、心室細動心室頻拍などで心臓が痙攣してしまい、全身に血液を流せなくなった状態です。

 

蘇生には、AED(自動体外式除細動器)を使い、早い除細動が必要とされています。

 

 

AED(自動体外式除細動器)を使える条件

 

日本では、2004年から市民によるAEDの使用が法的に許可されましたが、下記の条件以外で非医療従事者が使用すると、医師法違反になってしまいます。

 

非医療従事者がAEDを用いても医師法違反とならないものとされるための4つの条件

 

  1. 医師等を探す努力をしても見つからない等、医師等による速やかな対応を得ることが困難であること
  2. 使用者が、対象者の意識、呼吸がないことを確認していること
  3. 使用者が、AED使用に必要な講習を受けていること
  4. 使用されるAEDが医療用具として薬事法上の承認を得ていること
厚労省:非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用について(平成25年9月)より引用

 

ごちゃごちゃ説明されていますが、要約すると、意識が無いと確認でき、AEDの使い方がわかっていれば使用して良いということです。

 

日本では、赤やオレンジ色の収納ケースに、ハートの稲妻マークとAEDと表示してあります。

 

公共施設や公共交通機関、銀行、デパート、レジャーランドなど、人が多く集まる場所に設置してあります。

ちなにみ、AEDはとても高額です。

 

 

知っているだけで全然違う心肺蘇生法の流れ

 

日本医師会の救急蘇生法がとてもわかり易いので、そのまま引用しました。

  1. 反応があるか確認
  2. 119番通報とAEDの手配
  3. 呼吸を確認する
  4. 直ちに心臓マッサージ(胸骨圧迫)
    強く!速く!絶え間なく!
  5. 人工呼吸が出来る場合
  6. AEDの手順に沿って実施
  7. 電気ショック後、直ちに胸骨圧迫を再開する

 

短い動画ですが、とてもわかりやすく解説しています。

 

 

AEDは一刻を争う延命処置

 

私の身体は、AEDを2度体験しました。

電気ショックをされた記憶はもちろんないですが、お蔭様で2度とも運よく生き返ることができ今に至ります。

現在も後遺症などもなく過ごせています。

 

[card url=https://heartheart.info/ventricular-fibrillation/]

 

[card url=https://heartheart.info/lethal-arrhythmia/]

 

突然倒れている人に遭遇する確率は、とても低いと思いますが、一通りの流れだけでも知っていると知らない場合とは全然違います。

もしAEDが近くにない場合は、救急車が来るまで心臓マッサージ(胸骨圧迫)を繰り返してください。
心臓マッサージだけでも生存率は、ものすごく大きく違います。

 

備えあれば患いなしということわざもあります。
AEDの使い方や、蘇生の流れを知っているだけで、いざという時にも慌てなくてすみますし、そういった人が増えるだけでも救える命が増えることに繋がると思います。
 

最後まで、見ていただきありがとうございました。

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